伝統と先進の調和を極めた注文住宅

木村設計A・T

  • 2019.10.8

キッチンのプランニングで気をつけること

 住宅を建てる際にキッチンのプランニングをどうするかで悩まれる方は多かと思います。そこで、キッチンのプランニングについてご紹介したいと思います。最近では対面キッチンが人気になのでこちらについて詳しくお話ししたいと思います。

対面キッチンとは?

対面キッチンとは、ダイニング等に対する形で、キッチン作業(調理作業や洗い物)ができるスタイルのことを指します。壁付キッチンに対する呼称です。対面キッチンをプランニングする際には様々な設計方法があります。壁を設けずにキッチンスペースを確保することでオープンにしたり、対面するキッチンスペースを壁と組み合わせて、ダイニング側と適度に仕切ったりする設計方法があります。

また、収納スペースになる吊戸棚や食事をするカウンターなどの配置をどう設計するのかでかなり住宅設計が変わってきます。どのようなライフスタイルで過ごしていきたいのかしっかり検討し、設計事務所へイメージを伝えるのが良いと思います。ここでは対面キッチンのメリットとデメリットについてお伝えします。

対面キッチンのメリット

①リビングやダイニングの様子が分かり、コミュニケーションがしやすい

一般的に言われるメリットです。特に小さなお子さんがいる際は様子を見ながらも調理が出来るので安心して調理できるという声を聞きます。また、お客様がいらっしゃった時など会話しながらお茶や調理ができるという点でも優れています。

②開放感があり、テレビを見ながらの調理ができる

住宅設計の際に間取りやレイアウトを工夫すればテレビを見ながら調理を楽しむことも出来ます。

特に忙しい朝の際には情報番組で天気予報などをチェックしつつ、朝食や弁当の準備をすることも可能です。また、調理をする際に外の眺めなども楽しめるため開放的な気分で調理することが出来ます

③食事の配膳がしやすい

キッチンの前に食事用のカウンターを設ければ簡単に食事の配膳が出来、とても楽です。また、対面キッチンはリビングやダイニング側からどのような作業をしているか分かりやすいので、配膳や片付けなど家族で協力して取り組むことが出来ます。

対面キッチンのデメリット

①部屋全体に調理の臭いがしてしまう

良く言われるデメリットです。リビングやダイニングと面しているため調理の臭いが気になってしまうというデメリットがあります。

②来客の際にキッチン周りも見られてしまう

リビングやダイニングなどから調理器具が見えてしまいやすいというのがあります。

洗い物をしている時などすぐに収納できない状態時に急な来客があった際には困ってしまうということもあります。

③壁付きキッチンと比較して、リビング・ダイニングが狭くなる

対面キッチンは壁付きキッチンと比較してそれなりの面積が必要になるためリビングやダイニングの面積が狭くなります。

デメリットの改善方法

デメリットの部分についてもご紹介しましたが、もちろん改善方法もあります。臭いの部分については換気扇や給気口の工夫やリビングやダイニングに使う内装材を自然素材等の臭いを分解できる機能を持つものを使用するといった方法があります。また、その土地の形状や空気の流れを活かした住宅設計を行うことによって空気の循環がしやすい間取りにします。対面キッチンでも狭く感じない、快適に過ごせるプランニングも重要です。

また、キッチンスペースを隠す場合では立ち上りを設ける方法もあります。

まとめ

今回は対面キッチンを中心にご紹介しました。弊社ではオーダーメイドでのキッチンのご相談も承っています。今までキッチンに対するこだわりをお持ちの方の住宅設計を数多くさせていただきました。そのノウハウをい活かしてご希望に沿ったご提案をしたいと考えています。