伝統と先進の調和を極めた注文住宅

木村設計A・T

平屋住宅

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今、「平屋」が静かなブームを呼んでいます。

私たちの事務所にも最近問い合わせが増えた「平屋」は、その通り「1階建ての家」で、上下階のない住宅を言います。
子供が独立し、定年退職した夫婦二人だけの住まいのイメージも強いですが、今、「平屋」は静かなブームを呼び、当社にも時折依頼があります。

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上下移動の負担がなく機能的な「平屋」。

国の資料(総務省住宅・土地統計調査)によると一戸建住宅の14%が「平屋」になり、それ以外は2階建て以上の住宅です。

そもそも2階建て以上の住宅は建築面積(1階部分の面積)が少なく、上階(2階以上:1.5階もあるがここでは省略します)から見下ろす、見晴らすことが一つの魅力になっていますが、上階に上がるための階段という厄介なものがあります。

それに比べると、「平屋」は、生活動線が横につながっていて、機能的なほかに、上下移動の負担がなく快適です。その他、当社では「平屋」に、いろいろな魅力を感じて、設計をお薦めする場合もあります。

平屋は外観や空間のデザイン自由度が魅力。

その魅力の一つがデザインの自由度です。2階等上の階の構造を意識する必要がないので、外観は自由なデザインが可能になります。さらに、上階がない居室における天井の自由度があります。さらに上階を構造的に意識せず自由な間取りレイアウトが可能になり、室内の空間デザインの可能性が広がるのです。

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階段がないことによって様々なメリットが。

もう一つの魅力が階段の無いことによる段差の完全解消になります。バリアフリーによる快適な屋内移動により、お年寄りや子供の屋内事故リスクが減ります。これが子育ての安心感となり、さらに加齢による生活不安も解消します。

また、意外と場所をとる階段スペースがないので、建築面積に比べて広く使えるために、中に入ってもゆったりとした印象の家になります。

2階がないため地震の強く、維持管理やリフォームもしやすい。

さらに、2階など上階がないことにより、その分の荷重がかからないので、地震による揺れなどに対応できる構造的な強さが魅力です。さらに上階がない分、保守管理が楽で補修、リフォームもしやすい特徴があります。これが建てたあとの維持管理(メンテナンス)費用の軽減につながります。

自然にご家族の絆が深まるシンプルで機能的な「平屋」。

さらに、平屋の特徴は、生活動線がシンプルでスムーズなため機能的なレイアウトの家を作りやすいことになります。一般的にご家族のことを考えると、平屋はリビング・ダイニングを中心となるシンプルなレイアウトが生まれ、自然に機能的な生活が可能になります。そのためご家族のコミュニケーションをとりやすく、常にお互いの顔や気配を感じ、ご家族の「絆(きずな)」が深まる暮らしが実現できます。

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「平屋」は、外界からのプライバシーの保護と防犯対策がポイント

そうはいっても、平屋の設計をするために注意するポイントもあります。
平屋は、すべての居室が外に接する(面する)場合が多く、2階建以上の住宅に比べて外からのプライバシー対策や防犯に対する備えも必要になります。特に窓や出入り口がポイントになり、特に目の届きにくいところは防犯ガラスやセンサー・カメラなどの設置などを考える必要があります。

ご家族間の生活距離感にも配慮が必要。

外界向けたプライバシー対策の他に、平屋は、同居する方々のコミュニケーションがとりやすい反面、お互いの関係が近過ぎてしまい、それがプライバシーの問題も招く場合があります。ご家族といえどもお互いのプライベートな生活があります。同居するご家族間の微妙な生活距離感を意識して、プライベート空間を上手に設計していく必要があります。

平屋は、場所と敷地を選びます。

さらに、平屋には建てる場所や敷地も考える必要があります。まず、周囲に高い建物がないこと。敷地に比較的余裕があることなどがあげられます。
可能であれば、気分を変えるテラス風のアウトリビングなどを備えるとさらに快適です。また、外構や植栽などで平屋の持つ独特の雰囲気・風情を楽しめるような庭園をつくる敷地があれば最高です。

魅力たっぷりの平屋の設計をぜひご検討ください

生活動線がフラットでシンプルな平屋は、機能的で快適なことに加え、丈夫で長持ちするっほか、メンテナンスのしやすさ、将来の間取レイアウト変更などの自由度などさまざまな魅力があり、設計事務所の家づくりの力が試される住まいです。
周りなどの条件に適して、比較的敷地に余裕がある方にはぜひお薦めしたい住まいです。

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