企業理念

住宅設計へのこだわり

私たちの家づくりは、一つとして同じものがありえない個々のご家庭の「ご家族の暮らしを知ること」。そこから「そのご家族の未来を描くこと」。そして、私たちの知見と技術を融合させることで「そのご家族の暮らしの夢を実現すること」と考えています。
日々「安らぎと憩い」を感じ、今日の疲れが癒され、自然に明日を生きる力が湧き出るような家。そんな身も心も温まる真の「居場所」として、住み続けられ、住み継がれる住まいづくりを目指します。

時代を超える「普遍・上質」な暮らしを満喫する家

私たちは、3つの家づくりの夢を描いて、3つの基本指針で住宅を設計します。

夢の１地域材をベースに自然素材を生かして作る住宅の設計

私たちは地域にある「木」や「土」「石」「紙」などを優れた建築資材であると考えています。特に「木」は触れるとぬくもりを感じ、見た目も美しく、弾性があり強度や耐久性に優れた建築材として中心的に活用を図り、他にも地域の各種自然素材を取り入れた家づくりに取り組んでいます。これら素朴な自然素材の活用は。シックハウスやアレルギーを抑制し、健康的で穏やかでな暮らしを支えてくれます。また、自然素材は経年により彩りが変わり、佇まいに独特で上質な趣や味わいを醸し出します。

木材のように地域固有の自然素材をそのまま暮らしに取り込むもの、漆喰のように加工して利用するものなど、可能な限り無添加な地域材（財）を活用した住宅に取り組む設計に心がけております。
故郷の素朴な風土が磨き上げた素材と価値に触れ、その味わいを楽しみながら暮らす健全な住まいの設計に取り組んでいきます。

夢の2高断熱をベースに究極の環境共生を目指す住宅の設計

厳寒地である岩手の家は、冬季の寒冷対策が家づくりの最大の課題です。外気温変化に対応するエネルギーを最小限に抑えることで、地球環境の保全に貢献できます。当社では、大型建築物を中心に試行錯誤を繰り返し。現在の高断熱の基準を大きく超える「超・高断熱」の工法を住宅建築に応用して家づくりを進めています。この超・高断熱を背景に省エネ系の各種高熱系の設備や照明機器を導入し、さらに太陽光発電等による再生可能エネルギー発電を組み込むことで生活エネルギーコスト「ゼロ」に目指しております。
経産省が推奨するZEH（ゼッチ＝ネットゼロエネルギーハウス）仕様の住宅に挑戦し、究極の環境共生住宅の設計に取り組んでいます。

夢の3伝統と先進の融合と調和による「新・伝統住宅」と呼べる住宅の設計

岩手には様々な伝統工法による住宅や歴史的建造物が数多く残っております。それらの中には、時の風化に耐えた本物だけが備わる凛とした風情を今なお保ち続け、民俗資産と高い価値に限らず、岩手における基本的な生活文化、住文化の指針を伝えているものもあります。

今、伝統的な木組み工法の古い家は、古民家ブームと相まってリノベーションによる再生が人気となっています。当社は、長年にわたり寺社をはじめさまざまな歴史・民俗的建造物等の文化財や古民家の調査・補修・保護に携わってきました。そしてこれら伝統工法による技が文化として受け継がれて続けてきたことの価値と意味の大切さを肌で実感しております。
その上で、当社は、伝統技術として受け継がれてきた意味や価値、その神髄とも呼べる耐久性や凛とした風情のエッセンス等を抽出して、現代の生活文化に取り込み昇華させる課題に取り組んでいます。
伝統工法と先進の住宅建築技術の融合と調和を目指し、「新・伝統工法」として未来に伝え続けるような「地域固有の家のスタイル」と工法の確立に向けて、取り組んでいきます。

住宅設計の3つの基本指針

1.ハイレベルな快適性、安全性、耐久性を維持できる住宅の設計。

住宅もつ基本的な価値は、居住の「快適性」にあります。また生活における「安全性」、そして将来にわたりご居住資産としての価値を維持する「強度と耐久性」の3つが重要と考えています。当社では、この3つを最大限に高めていくことを基本指針として住宅の設計を行います。

2.コストパフォーマンスを最大限の高める住宅の設計

限られたご予算を最大限に生かすために、豊富な商品知識と形態に捉われないさまざまな工法事例をもとにコストパフォーマンスを高めます。また、施工会社（工務店等）の選定に競争入札の導入や部分発注等を適時活用しながら建築コストの低減化を提案致します。
さらに建設予算（イニシャルコスト）だけに目を向けず生活維持コスト（ランニングコスト）の両面で考えながら総合的に高いコストパフォーマンスの実現を目指しています。

3.愛着をもって末永く住み続け、住み継がれるご家族に寄り添う住宅の設計

ひとつ一つ異なるご家族の暮らし、そしてご家族の暮らしや暮らし方も時間によって変化し続けます。そのため当社ではその家族ごとの今の暮らしと未来の暮らしの変化を想定し、いつの時代でも快適に住み続けられる家づくりのご提案を行います。ずーっと変わらない高い強度や耐久性に加え、ご家族の生活スタイルの変化に合わせてレイアウトや機能が変えられる可変性の考えたかを取り入れ、愛着をもって住み続け、住み継がれる住宅の設計を目指しています。

BIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）を駆使した三次元（3D）の設計

当社にご依頼される「こだわりの自由設計の家」は、基本的にあまり前例がなく（デザインになるとほとんど前例がない）家づくりになります。そのために建物の仕上りまで何もわからないとなると誰もが心配になります。

そのため当設計事務所では最新のコンピュータ建築システムであるＢIM（ビルディング・インフォメーション・モデリング）を導入し、コンピュータ上に作成した三次元（3D）のデジタルモデルを活用して設計を行っております。

つまり、デザイン・形状はもとより3次元（3D）モデルにすべての建築情報を集約しながら管理していく住宅設計になります。

そのBIMシステムによってお客様は、いつでもどの部分でも3次元（3D）のリアル画像で詳細な仕上がりや進行状況が確認でき、安心したこだわりの自由設計の家づくりに取り組むことができます。

当社では、ＢIMシステムを駆使して、お客様のこだわりの自由設計の家づくりをご提案し、お手伝いしております。

沿革

木村設計A・Tは、創業以来、ふるさとの地・岩手をフィールドとして、公共施設、商業施設、医療・福祉施設、歴史・文化施設、事務所、工場、住居に至るまで、数多くの案件を手がけて参りました。

ここでは、これまでの歩みをご覧いただくために、主な施工実績をご紹介いたします。